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🐶『涙やけ』ってなに?🐶

こんにちは!

本日はわんちゃんを飼っている方なら一度は気になったことがある「涙やけ」についてお話しします。目の下が赤茶色に変色してしまうあの症状、見た目も気になりますし、「大丈夫なのかな?」と不安になりますよね。

ではまず目と涙についてお話ししていきます。


『目の構造と涙の役割』

犬の目の表面は涙で覆われています。

涙には、外からの刺激やホコリから目を守ったり、酸素や栄養を眼に供給したりするなどの役割があり、健康に生きていくために必要なものです。


実は犬の目と鼻は、つながっていることは知っていますか?? 



涙は、涙点(るいてん)というまぶたにある穴から体内に入り、涙小管(るいしょうかん)、涙嚢(るいのう)、鼻涙管(びるいかん)の順番で伝わっていき、最後に鼻に流れる仕組みになっています。


しかし、涙の量が過剰に増えた場合や、目から鼻へ通り抜ける涙の流れが何らかの異常により詰まってしまう場合は、目から涙が溢れ続けてしまいます。これを「流涙症」といいます。




涙やけとは?

「涙やけ」とは、目からあふれた涙が毛に染みついて、赤茶色に変色してしまう状態のことを言います。涙の成分は「ポルフィリン」と呼ばれ、この成分を含んだ涙が長時間着いているとシミになり、涙やけを引き起こしまいます


『涙やけを起こしやすい犬種』

マルチーズ

トイプードル

チワワ

ポメラニアン

シーズー

パグ

フレンチブルドック




『主な原因』

1. 涙が多く出る

アレルギー異物混入、風などの刺激で涙の分泌が増えると、溢れやすくなります。


2. 涙の排出経路が詰まっている

涙は本来、目頭の「鼻涙管」から鼻に排出されますが、この経路が狭かったり、詰まっていたりすると、涙があふれてしまいます。特に鼻が短い犬種(シーズー、パグ、フレンチブルドッグなど)に多く見られます。


3. 被毛やまつ毛の刺激

被毛が目に入っていたり、逆さまつげがあると、常に刺激が加わって涙が出やすくなります。



『涙やけの対策』

1. 目の周りを清潔に保つ

目の下が涙で濡れていたらこまめに拭き取ってあげましょう

まずは濡らした清潔なコットンやガーゼなどを使い、涙や 涙やけの部分を優しく拭きます。目のまわりが湿った状態となることを避けるため、 乾いたコットンやガーゼを使い優しく拭いてあげましょう

強くこすってしまうと目を傷つけてしまうので注意が必要です.

また専用の涙やけシートも使うのも有効です。

(左:アイリッドラッシュ 右:ワンクリーン)
(左:アイリッドラッシュ 右:ワンクリーン)

                    



2. 食事を見直す

フードに含まれる添加物アレルゲンが涙やけの原因になることも。無添加で高品質なフードに切り替えると改善される場合があります。


3. 動物病院で相談する

涙の通り道の異常や眼科的な病気が原因の場合もあります。改善しないときは、獣医師に診てもらうのがベストです!

こんな症状があるときは注意!


   •片目だけ極端に涙やけがひどい

   •目をかゆがる・こすっている

   •目ヤニが黄色や緑っぽい


こうした場合は、炎症や感染症のサインかもしれません。早めに動物病院へ行きましょう!





最後に


涙やけは見た目の問題だけでなく、目の健康状態をチェックするサインにもなります。「うちの子、いつも涙が出てるな…」と思ったら、まずは生活環境やケア方法を見直すことから始めてみましょう。


わんちゃんの目も心もすっきり快適に✨

日々の小さなケアが、大きな健康につながります!

 
 
 

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