こんにちは!
9月になり、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきましたね。ただ日中はまだまだ30度を超えますのでオーナー様・ワンちゃんネコちゃんの体調管理を引き続きしっかり行っていきましょう!
たくさんのオーナー様・ワンちゃんネコちゃんとご縁があり、また多くの方に支えられかかみ犬と猫の病院は開院して半年が経ちました。
これからも地域に愛される動物病院を目指していきますのでよろしくお願いいたします!
先生、これからもよろしくね>>
皆様ご存じかと思いますが、かかみ犬と猫の病院はイオンモール各務原インターのぺテモ内にあります。今現在来院してくれている子は比較的に子犬・子猫が多いです。既に家族にワンちゃん、ネコちゃんがいるご家庭もいれば、初めてお迎えしたというオーナー様もたくさんいます。そんなオーナー様から先生に一番多い質問が「ワンちゃんの噛み癖(甘噛み)について」です。
今回はそんな小さなワンちゃんの噛み癖についてご紹介したいと思います。
~甘噛みをする理由~
噛み癖のしつけ方法の前に、まずはワンちゃんが甘噛みをする理由を知りましょう。
*遊び・コミュニケーション
遊んでほしい・甘えたい・かまってほしいなど、自分の気持ちや欲求を表現するための手段として、ワンちゃんはよく口を使います。これも甘噛みの一つで、コミュニケーションをとっている行動です。
*ストレス・欲求不満の解消
欲求や運動、好奇心などが満たされないと、暇つぶしや退屈しのぎのために何かしら噛む場合があります。
*歯の生え変わりのむず痒さ
ワンちゃんは、生後4〜5か月から乳歯が抜け始め、永久歯に生え替わります。その頃は歯茎がムズ痒いようで、色々なものを噛んで、歯茎のムズ痒さや違和感を解消するようです。
こうしてみると仕方がないことなのでは?と思うかもしれませんが、小さな頃から噛み癖を治しておかないと、大きくなるにつれてどんどん噛む力が強くなり、怪我につながる・噛むことで欲求を通そうとする・破壊行為をする(家電のコートを噛み切る等)といった影響が出てきます。なので、しつけをして噛み癖を治しておくことが大事になってきます。
~しつけ方法~
上記でも説明したようにワンちゃんにとって甘噛みは避けては通れないことです。なので、ワンちゃんには噛んで良いものとダメなものを教えていきましょう。
☆噛んでも良いものを与えて褒める☆
おもちゃや歯磨きガムなど『噛んでも良いもの』を与えて、それらを噛んで遊んでいる時に褒めてあげましょう。「このおもちゃで遊んだらパパ・ママは喜んでくれる!」と覚えて、おもちゃで遊ぶことに夢中になってくれます。
<褒めてもらえました!
ここで大事なのが、手や足を噛ませることは絶対NGです。噛む対象は人の手や足などではなく、必ずおもちゃや歯磨きガムにしましょう。
☆手や足を噛んできたら無視をする☆
手や足はNG・おもちゃや歯磨きガムを与えて!とは言っても、まだまだ子犬なので理解できずに手や足を噛んでくることもあります。そういった時は相手にせずひたすら無視しましょう。「こら!」と叱っても、理解できない子犬ちゃんにとっても「遊んでもらえている!」「パパ・ママが構ってくれた!」と勘違いしてしまいます。とにかく無視するのが一番です。
もし無視をしても噛んでくる場合は部屋から数分出たり、ゲージの中に入れたりして「楽しい時間は終わり」と教えてあげましょう。戻ってきた際に落ち着いていたら思いっきり褒めてあげてください。
~NG行為~
・こぶしを口の中に入れる
・倒したり押さえつけたりする
・マズルを掴む
・体罰はもちろんダメです!!
などの行為はやってはいけません。
最初に甘噛みをする理由を紹介しましたが、子犬の甘噛みはコミュニケーションや歯の生え変わりのむず痒さを解消するために行われています。それを無理やり押さえつけられたり怒られたりしたら、臆病な子になってしまったり威嚇するようになってしまって大人になっても噛み癖が治らず寧ろ悪化する可能性があるので絶対に止めましょう。
以上が甘噛みのしつけ+アドバイスになります。個体差はありますが、乳歯の生え変わりのある生後7-8か月ぐらいまでは甘噛みは続くかと思います。すべて生え変わったり、去勢・避妊手術をする際に抜歯したりすることで徐々になくなり1歳を過ぎるとなくなることが多いです。
まずは甘噛みをする理由を理解し、子犬ちゃんの時期にしか味わえない甘噛みタイムを時には楽しみながらしっかりとしつけていきましょう!
Comments